新型貧困とは


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新型貧困とは

新型の貧困(New poverty)とは、日本特有の言葉であって主に30代、40代まで普通の暮らしをしていた人が、何かをキッカケとして生活が困窮した人のことを言います。

使い方、ニュアンスとしては「新型・インフルエンザ」のように、新たな貧困層のタイプを指します。

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日本の子供の貧困や、海外の最貧国とされている、先天的な生まれながらの貧困者や、抜け出す術のない環境におかれている貧困層とは異なるものです。

ユニセフ 貧困をはかる指標

引用:日本ユニセフ協会 貧困指標

新型貧困世代と生活困窮に陥る理由。

30代、40代の生活困窮者が新型貧困層といわれています。

その生活が困窮した理由は、転職、再就職に失敗、給与削減、リストラ、長期の病気や肉体的なケガによる能力の減退、メンタルによる療養、教育費や住宅ローンの負担増、浪費癖が上げられます。

中でも新型貧困に陥った3人に1人は「転職に失敗」4人に1人は「給与削減、リストラ」を理由にあげています。

それらの理由をキッカケとして、複数の要因が複合的に重なって次第に生活が困窮しはじめ抜け出すのが困難な状態になります。

新型貧困化する複数の複合的な要因。

30代の場合、もっとも多いケースが非正規雇用の低収入、家庭があり子供もいれば教育費のかさむ一方で、そんな時にリストラや長期の病気や肉体的なケガによる能力の減退による給与削減などがあげられます。

40代で新型貧困に陥るケースは、転職に失敗、正規雇用での再就職が困難という状況の中で住宅ローンを抱えながらの給与削減等があげられます。

40代から急増する新型貧困。

一度でも正規雇用(正社員)の椅子を逃したら厳しい生活が待ち受けています。

非正規雇用と女性の生活困難。

学歴での不利が職業の選択を限定し,低収入となりがちな状況があるが,男女別に若年層(20-24歳層)の正規従業員の比率をみると,平成4年から平成19年の間にかけて,学歴による就業状況の差が開き,中学卒業者や高校卒業者の状況が厳しくなる中,特に女性が厳しい状況に置かれている。
また,多くが母子家庭であるひとり親世帯の貧困率をみると,有業者であっても貧困率が高いという日本特有の状況がある。
この背景には,育児等との両立等の理由により,選べる職種が臨時・パート等非正規雇用が多くなりがちであることが影響していると考えられ,母子家庭の就労率は85%と高いにもかかわらず,約7割が年間就労収入200万円未満という状況がある(平成17年)。
母子世帯では子育てを一人で担うという責任と経済的な困難に直面するリスクとを併せ抱えていると考えられる。

引用:内閣府男女共同参画局

新型貧困女子

25歳~34歳までの若年非正規労働者の相対的貧困率が5人に1人(23%)であるのに対して、35歳~44歳までの男性では3人に1人(31%)という統計もあり、新型貧困に陥った人の理由1位の「転職、再就職に失敗」と結びつきます。

その上で、長期の病気やケガやメンタルに変調がきたせば、おのずと収入が減り加速度的に生活が困窮していき、気がつけば中流家庭から下流中年となっています。

それだけではない新型貧困のケース。

ケース1、収入減を、何とか切り詰めて乗り切ろうにも、30代・40代ともなれば、親が病気になるケースもあり、その療養や介護といった経済的にも精神的にも追い詰めれれていく現状があります。

ケース2、元々がニート生活もしくはアルバイト生活でも実家暮らしゆえに成り立っていた低収入も、実家を出なくてはなら様々な事情から、家賃、光熱費等の家計のエンゲル係数が上がって、対処するにも再就職が困難な状況。

ケース3、計画的な住宅ローンや子供の教育費にもあったにも関わらず、将来に不安を感じ僅かな貯蓄を投資に回し、その損失で貯蓄を使いきってしまうことも。

新型貧困は自業自得?

新型貧困に陥っている人に「なぜ今、生活が困窮していると思うか?」の問いには、半数以上の人が「見通しが甘かった」「思わぬ出費の時に蓄えがなかった」「現状をいつまでも維持できると楽観視」していたとあげています。

増え続ける非正規雇用と進む少子化。

そういった新型貧困に陥った人たちは、ダブルワークで収入の不足を補います。
または再就職を目指す時に、受け皿となるのが派遣労働です。

2015年9月30日より施行された派遣業法改正が追い討ちをかけるように、派遣期間の制限が設けられ、よほどスキルやキャリアがない限り正社員登用されることはなく、3年ごとに派遣先を代えて、無期限派遣労働者として働かなくてはならない現状となっています。

改正派兼業法 期間制限

引用:厚生労働省(PDF)

また、30代、40代で新型貧困に陥れば、子供(第2子、第3子)を生むことも躊躇せざるを得ない状況になり、またそういった親の生活苦を目の当たりにした子供世代も、家計を維持する大変さ(子供を育てる大変さ)を思えば、おのずと出生率の低下に歯止めがかからず、一向に少子化が進むことにもつながります。

新型貧困のたどり着く先、破産。

そういった、何かのキッカケで生活困窮者となった新型貧困層は、それまでの社会的信用から金融機関の信用もありますので、やむを得ず借金をします。

最初は少しずつも、次第に借り入れ金額が大きくなり返済も困難になり自己破産というケースもあります。

家族さえも巻き込む破産の連鎖。

破産した新型貧困者は、住むところも差し押さえられて、実家(親)の収入を頼りに暮らし始めます。

そうして今度は、実家の生活費を圧迫することになり、やがて世帯に予期せぬ災難が重なると、社会問題にもなっている親子同居世帯の(親の)老後破産となります。

また予期せぬ災難が重ならなく、運よく一定期間は生活していく蓄えがあったとしても、今度は新型貧困の子供(実家の親の孫)の養育費や教育費に費用がかかり、それを負担するおじいちゃん、おばあちゃんの孫破産と連鎖の始まりのひとつが新型貧困というケースもあります。

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街角法律事務所

私は最初、任意整理という方法で債務整理をしました。

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