今日が夫の勾留期限なのですが、帰って来ないということは、まだ釈放されていないということです。
連日のように面会に足を運んでくれている弁護士からの連絡を毎日待つ。
それによって、逮捕されている夫の現状と事件のことを知る他、私ができる事はありません。
昨日、夫に面会した弁護士が連絡を下さり、私の手紙も受け取ったとのことでした。
読めない手紙を受け取った夫です。
弁護士以外とは接見(面会)禁止となっている夫は、私からの手紙を読むことができないながらも、「妻から手紙が来た」ことは知ることができたようでした(アドバイスありがとうございました)
面会の際に、私への伝言として本意はとにかくも「苦労かけて済まない」旨を弁護士から聞きました。
妙な覚悟をしなければいいのですが・・・
私は、夫へ言いたいこと確かめたいことが山ほどあるのですが、手紙でそれを書くには、無罪を主張する(自分は無罪と思っている)夫に不憫ではないかと思えるぐらい、離婚に傾いてしまう私の気持ちが現れてしまうので、何度も書き直して「偽りのない5行ほどの手紙」を出しました。
私としては社会や被害者の方に迷惑を掛けていることは忍びないのですが、早く帰ってきて欲しいが第一で、夫が有罪になろうと無罪になろうとどっちでも構わないというのが本心です。
無罪を争うと勾留も長引くと弁護士から聞いておりますので、生活も困窮しますし、第一それを切り盛りする私の精神が保ちません。
こんな暮らしにも慣れ始めている私がいます。
夫が逮捕された衝撃、その後一切、直接連絡がとれない不安。
手紙の内容さえ読めない、弁護士を通じてしか夫の動静を知ることができない現状に、日が経つにつれて慣れ始めています。
もちろん夫が事件に関わっているということ事態(警察沙汰)が、私の心の中で大きな暗雲となって覆われていて、考えただけでも顔が強張ります。
強張る表情を元に戻すと・・・
今度は「夫の事件にどれぐらいお金がかかるのか?」という現実的な心配もして、そのふたつを行ったり来たりです。
そのふたつを、どうにか自分なりに整理ができると、今度は私の目先の生活苦です。
何もかも投げ出したいと思いながら、今日もけして「良い報告ではない」弁護士からの連絡を待っている。
そんな心も現実も不自由な、何一つ私の思いとおりにならない暮らしに悲しくなるほど慣れ始めています。