コンビニに勤める貧乏パート主婦の私には直接関係ないのですけど、前職のコンビニ(100均)の同僚パートさんと連絡をとる機会があり、前の勤務先が倒産(店じまい)が迫っているとのことでした。
前職の同僚いわく、店長が巨悪(本部)のせいで直営店に働きに出たとのことでした。
今、私はその巨悪なブラックコンビニ側で働く貧乏主婦です。
今の店舗の店長も、シフトに隙間なく働いていますが、前のコンビニ店長は主に夜勤で異常に働いていました。
ご本人が生活苦というここともあり、働きたいということでしたが、それにしても過酷な労働時間と思いました(いつも目は死んでいました)
それ自体ブラックなのですけど、長くコンビニに勤めているとコンビニ店舗への本部の巨悪とも思えるブラックぶりに気づくことになります。
フランチャイズ店舗の悲劇。
前の店舗はフランチャイズで、オーナーは店には顔を見せずに店長が仕切っていました。
私がパート採用された頃は、売り上げもよくて本部の方も頻繁にお店に来て販促をされていました。
それで近隣にオーナーがもう1店舗出すという寸前までいって、その土地には本部の直営店が建ちました。
その本部直営店が安売りを始めたのです。
同じ100均コンビニなのですが、100円以上の商品も100円で売り始めて、フランチャイズ店舗が作り上げた地域の集客や認知度を横取りしていったのです。
その結果、フランチャイズ店舗は売り上げが落ちるのです。
売り上げが落ちれば仕入れを減らせばよいのですが、本部からドンドン変わらぬ量の在庫を抱えさせられ(買取りさせら)ていました。
悲劇なのはオーナーで、保証金も何もかも失うまで契約期間内は営業するしかありません。
そしてコンビニフライチャイズ店の最後は不良在庫を抱えて、本部への借金という形で本部に吸収されてしまいます。
店を出す資金(保証金)はオーナーが出して、人件費もオーナーが支払い、商品は本部から決められた量を買わされ、繁盛してくると近隣に直営店が建ち潰れて(潰して)しまうのがコンビニのブラックたる巨悪な部分です。
(同じコンビニが近すぎる場合は、片方がフランチャイズで片方が駐車場の広い直営店の場合が多いです。)
そして店長がお店の借金を返すために、直営店で働いているのです。
もしかしたらオーナーも、よそのお店で働いているかもしれません。
前職のパート同僚が仰るように、きっと店じまいとなるのでしょう。
思えば、私が転職のため退職を告げた頃も、よく本部の人からオーナー宅へ店長が呼び出されていましたので、きっとその頃からそういう事情だったのだと思います。
(私はてっきり、異物混入等の重大なお客様からの苦情かと思いましたが)
前の店長を案ずるばかりです。
前職場が長かったこともあり、また同じ生活苦な方が多い職場だったこともあり、その中でも店長には私が持病で長期休養の時も励ましてくださったりと、大変お世話になりました。
パート・アルバイトレベルではフランチャイズ店のほうが気楽さがあると思いますが、私は個人的に忙しい直営店のほうが好きなのですが、店長レベルとなりますと、どっちもどっちな程ハードワークと思います。
どうか体を壊さないようにと思う次第です。
今は、逆側で働いていますが・・・
店長がお店やオーナーとの間で、不良在庫の責任という形で借金を肩代わりさせられていないか等まで心配してしまいます。
貧乏パート主婦の私は何も手助けすることができませんが、もしコンビニでパート勤めをお考えの方がいらっしゃいましたら、せめて巻き込まれないようにしておいたほうが良いと思います。
そういう私の勤めるコンビニ店舗も、近隣にフランチャイズ店舗さんがあるのです。
そういったコンビニ業界の事情を気にしつつも、今度は巨悪側で働いているのかと複雑な気持ちでもあります。